江川美保が提案した研究課題 「更年期の鉄欠乏とメンタル不調の関連:女性ホルモンの衰退に抗わない予防医学の開拓」が 科学研究費助成事業・学術変革領域研究(A)「生涯学の創出-超高齢社会における発達・加齢観の刷新」の 2023年度公募研究班に採択されました。
私たちの研究室では、女性の健康問題を疾患・症候群ごとに分断せず”ライフステージを通してつながったもの”と捉える視点を大切にしています。
ある女性が「閉経」する時点でその女性が経験した「月経の累積回数」は人生最多になります。更年期とはその前後を含む10年ぐらいのライフステージを指します。
これまでの更年期医学では問題の焦点が「女性ホルモンの衰退」にあてられることがほとんどでした。私たちはこれから、女性の鉄欠乏を中心とした「栄養問題」と女性の生涯を見据えた心身一如のヘルスケアに関するエビデンスの創出に挑戦します。